第32回『大工ツールコレクションⅧ』

第32回『大工ツールコレクションⅧ』

かつて電動機械がなかかりし頃の大工さんは、大量の釘を口一杯に頬張り、それを目にもとまらぬ速さで材木に打ち付けていたとかいないとか…。

以前このシリーズで書いたように、現在はビスを使用するケースが多くなりましたがそれでも釘を大量に使って材料同士を結合しなければならない場所も多く存在します。
例えば屋根の野地板や外壁部の構造用合板、床下地の合床などなど‥。

これらの場所は1,000本単位の数で釘を打ち込まなければならず、それらを一本一本手で打っていれば時間と体力がかなりかかります(^。^;)。

そこで人差し指一本を動かすだけで高速連射出来る【釘打ち機】というマシンが必要なわけです。
という訳で今回の大工ツールは【釘打ち機】及びその周辺機械をご紹介いたします!
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ご覧のように釘打ち機と言っても多種多様です。
一般的に使用される50ミリ以上の釘を打ち込む釘打ち機はワイヤーで連結されたロール状の釘を一本一本射出する構造になっています。一つのロールには約100本近くの釘が連結されています。
つまりリボルバー拳銃のように釘打ち機に一本一本釘を装填するわけではありません。これでは手で打った方が早いということになるので‥(^^;)。

ワォ‥タケシくん、そうやって構えてトリガーを引いても弾は出ないから‥。
それにこのツールは18歳未満使用厳禁ですから。
(まぁ銃刀法違反で捕まることはないと思いますが‥^-^;)!
とりあえず早く高校を卒業して斉藤工務店に勤めなさい。そうすれば使えるから(笑)。

実はタケシくんにも言ったように釘打ち機だけでは釘を打つことが出来ません。
殆どの釘打ち機は【エアーコンプレッサー】という空気を圧縮する機械にエアーホースを接続させることによって初めて使用可能となるわけです。
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これがその【エアーコンプレッサー】。

悲しいかなこのコンプレッサーがなければ釘打ち機もただのモデルガンのようなものです。殆どの釘打ち機はエアーコンプレッサーとセットで使用します。
今は機械自体が軽量化されましたが、かつてはウェイトリフティングにのぞむような覚悟がなければとても持ち運びが困難な代物でした。
ある意味手で釘を打つよりも体力を使ったかもしれません(笑)。
現在は片手で持ち運び出来るほど軽量化が進み、気軽に移動が可能です。
その点はよいのですが、簡単に持ち運びが出来るようになった分だけ盗難率も飛躍的に上がりました(^_^;)。
なにしろ高額な機械で使用頻度も高いゆえ現場などに放置しておくと盗難されるケースが多々あります。

タケシくんも家の戸締まりは忘れずにね!

それはさておき、このエアーコンプレッサーにエアーホースを繋ぎ釘打ち機と接続させれば思う存分釘を打てます(^_-)!

エアーホースには常圧用と高圧用の2種類があります。
一台のエアーコンプレッサーに常圧用タンクと高圧用タンクの二つが内蔵されています。
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太く長い釘を打ち込む時などは圧力を高めた高圧用のホースで高圧専用の釘打ち機を使い、一瞬のうちに釘を打ち込みます!
細く短い釘などは常圧用で十分です。
 
一口に釘打ち機と言ってもいろいろな種類のマシンがあります。

太く長い釘が打てるモノ、シートで連結されたスクリュウーネイルを打てるモノ、フローリングなどを固定するためのステップルを打てるフロアータッカーというモノ、化粧材などをとめるフィニッシュネイル、ピンネイルなどの釘が打てるモノ、などなど‥。
適材適所で使い分けて使用します!

その他にも釘打ち機ではありませんが【エアーガン】なる代物もあります。
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もちろんサバイバルゲームなどで使うあれとは違います。
ノズル先端部より圧縮された空気が噴き出るだけです。
よく海水浴場やプールなどで浮き輪やボールなどを膨らませる時などに使ってたりします。見たことありません?
ちなみにこのツールは18歳未満でも使用可です(笑)!

我々が現場で使う時はおもにエアーダスターとして使用します。秒速25メートル(推定!?)の風が細かい埃などを一瞬の内に吹き飛ばします。
その他の使用方法としては夏の暑い時などに扇風機替わりとしても使用可です(^_^;)。
まぁ涼しさの代償として息苦しさと若干の痛みを伴いますが‥(笑)。

とにかく現代の大工さんたちにとっては釘打ち機とエアーコンプレッサーは欠かせぬアイテムなのです!

と言うことでこの【エアーガン】でタケシくんと射的対決をする事になりました!!

ち、ちょっとアナタ身を乗り出し過ぎ‥‥(^_^;)。

それではまた‥‥。

2012-07