第24回『大工ツールコレクションⅠ』

第24回『大工ツールコレクションⅠ』

大工さんはいったいどんな道具を使ってお家(うち)を建ててるんだろう?  
 
山梨県在住のタケシくん(仮名)10才の素朴な疑問に応えるために新企画のスタートです(^_-)!
 
 
タケシくん、大工さんは一言では言えないぐらいいっぱい道具を使ってお家を建ててるんですよ~!
 
というわけで今回から10回に渡って大工職人が家を作るために使う道具(ツール)をご紹介いたします!
 
さて、第1回のツールアイテムは《差し金(さしがね)》&《スケール》。どちらも寸法を測る道具です!
 
 
F1000001.jpg
 
まぁ何が大切かって家を正確に図面通り建てるにはこれらの道具がないとお話になりません。
 
《スケール》とは文字通り寸法(スケール)を測る道具です!
 
引っ掛けて測っても押し当てて測っても同じ寸法になる工夫が施されています(引っ掛ける爪の部分が金具の厚み分アジャストするようになってます)。
 
パッと見《ヨーヨー》に似ているからと言って無闇にぶらぶらさせたりしてはいけません!
かなりの確率で壊れます(笑)。
 
寸法を測れるスチールテープの長さですが5,5メーター、巾が25ミリ程度のモノを大工さんたちは愛用しています!
このサイズが何かと使い勝手がいいみたいです(^_-)!
 
一方《差し金》という道具は寸法を測るにとどまらず多目的に使える万能定規なのです!
 
その昔かの聖徳太子が中国から持ち帰ったという代物だけあって歴史はかなり古いです!
例えばその形状からも分かるとおり材料の直角を出すことが出来ます!
 
通常我々は「矩(かね)を巻く」といいますが《差し金》のどちらかの辺を材料に当ててもう一方の辺に墨をすれば正確に直角墨を出すことが出来ます!
 
その他にも屋根勾配をだしたりとか歪(いびつ)な丸太の直径を割り出したりとかも出来ます!
 
変わったところでは材料の吉兆を占ったりなども出来るそうです(う~ん、家の運気が上昇する寸法とか・・・ラッキー7みたいなものでしょうかね)!?
 
あとは背中が痒い時に《孫の手》としても使用可です(笑)。
 
 
ところで我々大工が使うスケールや差し金には一般的にあまり使われない尺寸法の目盛りが表示されているモノもあります!
 
最近ではセンチ基準のモノが主流ですが未だに尺基準のスケールや差し金を愛用する大工さん(特に木造在来工法の・・・)は大勢います。
 
1尺(しゃく)・1寸(すん)・1分(ぶ)・1厘(りん)。
これらを現在の単位に換算しますと1尺は303ミリ。1寸は30,3ミリ。1分が3,3ミリ。1厘が0,3ミリとなります。
 
さぁみんなでいっしょに覚えましょー(笑)!
 
 
というわけでスケールも差し金もとても大切な道具(ツール)だと言うことです!
あ~タケシくん、だからそれはヨーヨーじゃないって・・・クラッシュ!(^^;)。
 
次回は《玄能(げんのう)》と呼ばれるツールをご紹介します。
 
それではまた・・・!
2012-02